先日、久しぶりに整体にいって身体を調整してもらいました。「社長に次いで柔らかい筋肉をしている」とスタッフさんに褒められ、「肩甲骨がつかめる」「どんどんほぐれる~楽しい♪♪」と、私以上に楽しみながら施術してくださいました。
そのスタッフさんは大手サロンの教育研修部で講師をされていた程なので、もちろん確かな腕なのですが、私が「イイテテテ・・・」と言うと、一緒に「イテテテ・・・」、「いったー(;。;)」と苦しむと一緒に「いったー(;。;)」と声を出されていることに気づいたのです。私と同じ言葉遣いで、応援してくださっていたんですね。
応援してくださっていた と書きましたが、これは私の主観です。が、相手が同じコトバを、しかも同じニュアンスで言ってくれると安心できるのです。難しいコトバを使って表現すると「ラポールが築かれやすくなる」のです。私のNLPの先生であるJohn Grinder氏はラポールとは「無意識レベルでのつながりが形成されている状態」「無意識的注意を引きつけて維持する能力」と説明しています。良好なラポールが形成されていれば、そこに安心・安全を感じることができるのですね。
「イテテテ・・・」と言っている訳ですから、そうとう痛めつけられたのですが、もう少し伸ばしてみよう、我慢してみようと思える空間だったのです。そして、スタッフさんの思う方向に、思う柔らかさにまんまと持っていかれたという訳です。
相手の話をついつい要約したり、自分のコトバに言い換えたりすることも多いと思いますが、「相手が使った言葉を相手が使ったように使う」タイミングが増えると、相手にもっと受け入れられて、もっと学んでくれます。今日これから会う人に試してみてください。さりげなく。