俣 野 秀 典(MATANO, Hidenori)

高知大学 地域協働学部 / 大学教育創造センター 講師
社長のためのファシリテーション 主宰

北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科修了。地域科学研究会・高等教育情報センター研究員、高知大学総合教育センター講師を経て、2015年より現職。放送大学非常勤講師(ファシリテーション入門)。

高等教育開発の専門家として、学生がもっと学べる授業/教職員がさらに学べるワークショップを開発・支援・実施。教育評価や教育方法を中心に、“Educational Development”に取り組む。

四国地区大学教職員能力開発ネットワーク「SPODフォーラム」では2014・2017年それぞれシンポジウム「大学人のためのリフレクション事始:人材育成研究・実践のフロンティアから考える」「学生が感じ、考え、それを学びにつなげる教育と学習支援」の講師を務めている。

専門はファシリテーション、高等教育開発(大学教育、大人の学び)、ナレッジ・マネジメント(知識経営)。著書に『大学教員のためのルーブリック評価入門』(共訳、玉川大学出版部)がある。

  • The Bob Pike Group Professional Trainer Certificate Program: Training Delivery
  • Tony Buzan Licensed Instructor (TBLI、Tony Buzan公認マインドマップインストラクター)
  • 米Quantum Leap認定 ワークショップ・トレーナー
  • パーソナルシード・マスターコーチ
  • ドラムサークル・ファシリテーター
  • Read For Action シニア・リーディング・ファシリテーター
  • 長寿社会文化協会 登録インストラクター (高齢者疑似体験プログラム)

プロフィール

「私たちは楽しみながら可能性に気づいていく」をモットーに、“~させられる学習”から脱却して、それぞれの天才性を発揮できる教育・社会・未来のために、人間本来の生き方である“もっと学びたい・つながりたい”環境をともに創ることを支援している。

現在、“やらされ感なく負担感なく、そこそこ大変なことをみんなでやる”独自のスタイルで、教える立場にある人を主な対象として、ファシリテーション、協同型アクティブラーニングなどを中心としたセミナー研修を教育機関・行政・企業等で実施し、ファシリテーターとしての教育者・経営者の支援・育成に取り組む。大学コンサルティング、教員・経営者へのコンサル・コーチング多数。学生や同僚、部下の学びをいかに促進するかを探求・実践・発信している。

2009年に教職員の能力開発の専門家として大学の専任講師となった頃には、行政の政策や大学組織経営などのマクロな視点はあったものの、実際の授業レベルにおいては、それまでの経験のみに頼った方法で、思うような授業展開というものの想定もあまりできないまま、手探り状態であった。対1名・対多数の場における適切な振る舞い方もわからず、次の一声が出せない悔しさも経験。そこで、ファシリテーションを一つのキーワードとして国内外で開催されているセミナー・研修に出続け、そこでの学びを日々の実践の中(大人、大学生、高校生対象の学びの場)で授業で使えるものにしていくというサイクルを繰り返しながら、学習の背後にある「無意識の活用」や「学びのデザイン」「学び方そのもの」からのアプローチにたどり着く。※

担当する講座は早くに満席となりキャンセル待ちが続く人気講座となっている。また、大規模シンポジウムや地域活動におけるファシリテーション、看護分野でのファシリテーションなど、これまでとは違ったフィールドへの展開も始まっており、今後、“~させられる学習”に苦しむ学習者がさらに減り、“楽しみながら学ぶ”場で、多くの人が自身の、そしてまわりのメンバーの天才性に気づける機会が増えることを確信している。

※2015年までの8年間で274日のトレーニングを受け、現在も定期的に外部トレーニングに参加。協同教育をベースにしながら、参加者主体の研修手法、神経言語プログラミング(ニューコードNLP)、加速学習、学習と脳、クリーンな問いかけ、催眠療法、アクティブ瞑想など、多くの知見を踏まえながら、学びの現場で使える形に捉え直している。例えば、Tony Buzan、John Grinder、Paul Scheele、Brent Geary、Bob Pike 等から複数日トレーニングを受けている。