私がデザインしている研修の中で、コミュニケーションや学習をテーマとしているものは少なくありません。そこでは、人はみんな違うということを体験・体感ベースでお伝えすることがよくあります。
どうしても私たちは自分の視点で物事をとらえてしまいます。そのことを自覚すること、相手は違う受け取り方をすることを理解していることは、さまざまな打ち手を生み出すキッカケとなってくれます。
そこで今回は、手始めに、学習における三つの側面を紹介しましょう。これを押さえることができると、研修の満足度や部下からの信頼が高まります。
※分かりやすくタイプとしていますが、状況によって変動するので、あくまでも傾向・指向と捉えてください。
- 学習目的(Learning Purpose)
-
- 実践タイプ
既に知っていることに関連づけて新しいことを学ぶ(使う)ことを好む - 情報タイプ
情報が新しくおもしろいものを学ぶ(吸収する)ことを好む
- 実践タイプ
-
- 学習構造(Learning Structure)
-
- 具体的タイプ
ものごとの詳細を学ぶすことを好み、系統だった情報を欲しがる - 大枠タイプ
ものごとの全体像をつかむことを好み、情報のつじつまが合うように自分独自の構造を創造したがる
- 具体的タイプ
-
- 学習行動(Learning Activity)
- 参画タイプ
積極的に学習過程に関与したがる(人とのコミュニケーションが必要) - 考察タイプ
学習時に新しい情報を考えたがる(じっと考える時間が必要)
- 参画タイプ
Personal Learning Insights Profile を提供している Inscape Publishing によると、実践タイプと情報タイプの人数はだいたい同じ割合、具体的タイプと大枠タイプも均等に分かれ、参画タイプは7~8割、考察タイプは2~3割とされています。
さて、これをどう活かしますか??
さらに詳しい内容や活用方法がわかるメール講座にぜひご登録ください。