オープン・スペース・テクノロジー(Open Space Technology, OST)はHarrison Owenによって1985年に開発され、参加者が解決したい課題を自ら提案し、主体的に話し合い、行動計画を立てることを通して、参加者の当事者意識や自己組織化能力を引き出す手法です。基本プロセスおよび原理・法則は以下のとおりです(注)。
主体的移動とは、参加した分科会の話し合いに興味がもてない・貢献できていないと感じたら、自分の意思で別の分科会に移動すべきだという考え方で、ときにはどの分科会にも参加しないという選択をしても構わないというものです。
また、議事録を共有し、優先順位付けをして、実行計画、実行チームの編成について話し合うことが出来ることから、OSTは「決める会議」の要素も持ち合わせているといえます。